クボタは独自の燃焼方式TVCRを搭載する、
新しい電子制御小型ディーゼルエンジン
「D1105-K」を発表します。
世界各地の最新排ガス規制(出力19kW未満)に
対応しており、
黒煙が視認できないレベルの
クリーンな排出ガスとなるよう開発しました。
従来機と比較して燃費を約5%改善しており、
燃費及びCO2排出量を削減します。
北米EPA Tier4や欧州Stage V、中国4次規制に加えて、黒煙が視認できないレベルのクリーンな排出ガスとなるよう改善し、中国の国家スモーク規制において最も厳しいⅢ類にも対応しています。
独自の燃焼方式“TVCR”を採用することで、従来機と比較して約5%の燃費向上を実現しました。燃費及びCO2の排出量を削減し、低炭素化のニーズに応えます。
D1105-Kは欧州規格 EN 15940に準拠したHVOに対応可能です。電子制御により機械式エンジンと比較してHVO使用時の出力低下を抑制し、エンジンの高いパフォーマンスを維持できます。
*HVO:Hydrotreated Vegetable Oil
クボタオリジナル燃焼システムである新燃焼方式TVCR。独自のE-TVCS燃焼方式(新3噴流燃焼方式)と、従来の電子制御ガバナとは異なる電子制御燃料噴射システムを組み合わせることで、運転条件に合わせた最適な噴射制御を実現しました。
様々な課題を解決する
TVCRの技術
コンパクトなサイズと搭載しやすさを維持しながら、
クリーンな排出ガスと低燃費、高効率な作業、
さらには自動化・無人化・ハイブリッドなどのICTニーズにも貢献します。
SUPPRESS BLACK SMOKE
新燃焼方式“TVCR”により、
黒煙を見えないレベルまで低減
D1105-Kは、新燃焼方式TVCRの採用により、エンジンの始動時、加速時、急負荷時において、黒煙が視認できないレベルのクリーンな排出ガスとなるよう改善しました。
※1:オパシメータ0.8m-1未満
LOW FUEL CONSUMPTION
従来機と比べて燃費を約5%改善
このクラスで燃費性を向上するという高いハードルを、クボタ独自の技術によりクリアしました。加えて、排気量あたりの出力・トルクも高く、燃費とパフォーマンスの両輪を兼ね備えたエンジンです。
5%down
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INSTALLATION COMPATIBILITY
容易に載せ替えが可能
D1105-Kは、エンジン本体にECUを直接取り付けることができます。搭載本機内でのECU及びハーネスの取り付けスペースの確保が不要で、お客様の開発・設計工数を抑えます。さらに、従来機と同じ外観寸法のため、給排気位置、エンジンマウント取り付け位置およびPTO (Power Take Off)のため、載せ替えが容易です。
DRIVABILITY
高効率で安定した作業をサポート
電子制御化により、性能カーブの設定自由度を高められるので、従来機よりも定格域での出力フラット幅を広げることができます。それにより、作業負荷変動に対する回転変動を抑制でき、オペレータの作業環境改善に貢献します。
INTEGRATED / INTELLIGENT CONTROL
エンジン及び搭載車両をコントロールする高度な統合制御が可能
エンジンECUと本機ECUの相互通信による搭載機との統合制御が可能。そのため、電子制御エンジンD1105-Kは、自動運転・無人運転やハイブリッドといった高度な制御を必要とする搭載機に最適なエンジンです。これから求められるICT化のニーズに幅広く対応します。
クボタのエンジンは豊富かつ密なラインナップで展開しています。様々な市場のニーズに対応するため、幅広い出力レンジから選択が可能。OEM向けエンジンの出力は、4kWから157.3kWまで、シリーズ別にラインナップしています。
*1: SAE J1995に基づくグロス値
*2: 冷却ファンを除く値
*3: ( )内はECUを本体に直接取り付け時の寸法・重量
諸元情報及び外観は、事前通知なく変更される場合があります。
外観寸法及び乾燥重量は、クボタの標準的な仕様に基づいた数値です。
実際の外観寸法及び乾燥重量は、仕様によって異なります。