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INNOVATIONS
中国スモークⅢ類※
※車両を対象とした中国の規制
LIMITS AND MEASUREMENT METHODS FOR EXHAUST SMOKE FROM
NON ROAD MOBILE MACHINERY EQUIPPED WITH DIESEL ENGINE
新製品「D902電子制御エンジン」は、世界各地の最新排ガス規制(出力19kW未満)に適合すべく開発しました。北米EPA Tier4や欧州Stage V、中国4次規制に加えて、中国の国家スモーク規制において最も厳しいⅢ類にも対応しています。
また、さまざまなニーズに応えるべくクボタ独自の技術を結集したオールインワンな電子制御エンジンでありながら、お客様の開発負担を増やすことなく載せ替えができる仕様となっています。1つのエンジンで、産業用機械や建設機械などあらゆる機械を全方位的に革新いたします。
始動時、加速時、急負荷時においても、視認できないレベルまで黒煙の排出を抑えられます。これは、小型エンジン専用に開発された独自のコモンレールとオリジナルのE-TVCS燃焼方式を組み合わせた新燃焼方式TVCRを搭載することで実現しました。
コンパクトなサイズと搭載しやすさを維持しながら、クリーンな排出ガスと低燃費、高効率な作業、さらには自動化・無人化・ハイブリッドなどのICTニーズにも貢献します。
LOW FUEL CONSUMPTION
従来機と比べて燃費を約5%改善
5%down
6%down
D902-K
D902-K
従来型
従来型
このクラスで燃費性を向上するという高いハードルを、クボタ独自の技術によりクリアしました。加えて、排気量あたりの出力・トルクも高く、燃費とパフォーマンスの両輪を兼ね備えたエンジンです。
D902-KとD902 従来機との体格比較
COMPATIBILITY
容易に載せ替えが可能
現行機と同じ外観寸法、給排気位置、エンジンマウント取り付け位置およびPTO (Power Take Off)のため、載せ替えが容易です。電子制御でありながらも、これだけの小型化・軽量化を実現したクボタのエンジンは、本機の開発・設計に大きく貢献します。
DRIVABILITY
高効率で安定した作業をサポート
電子制御化により、性能カーブの設定自由度を高められるので、従来機よりも定格域での出力フラット幅を広げることができます。
それにより、作業負荷変動に対する回転変動を抑制でき、オペレータの作業環境改善に貢献します。
SUPPRESS ROTATION REDUCTION
INTEGRATED / INTELLIGENT CONTROL
エンジンECUと本機ECUの相互通信による搭載機との統合制御が可能。そのため電子制御のD902-Kは、自動運転・無人運転やハイブリッドといった高度な制御を必要とする搭載機に最適なエンジンです。これから求められるICT化のニーズに幅広く対応します。
クボタオリジナル燃焼システムである新燃焼方式TVCR。独自のE-TVCS燃焼方式(新3噴流燃焼方式)と、従来の電子制御ガバナとは異なる電子制御燃料噴射システムを組み合わせることで、運転条件に合わせた最適な噴射制御を実現しました。
回転数と燃料噴射量の最適化例
始動時の燃料噴射量を最適化し、
スモークの発生を極限まで抑える。
クボタは、お客様のアプリケーション・製品販売地域・各開発製品の個別要望に応じて、最適なエンジンプラットフォームをご提案します。アプリケーションによって異なる多様な課題にも、豊富な搭載実績と開発経験により、解決することが可能です。
クボタのエンジンは豊富かつ密なラインナップで展開しています。様々な市場のニーズに対応するため、幅広い出力レンジから選択が可能。OEM向けエンジンの出力は、4kWから157.3kWまで、シリーズ別にラインナップしています。
*1: SAE J1995に基づくグロス値
*2: 冷却ファンを除く値
諸元情報及び外観は、事前通知なく変更される場合があります。
外観寸法及び乾燥重量は、クボタの標準的な仕様に基づいた数値です。
実際に外観寸法及び乾燥重量は、仕様によって異なります。